「忙中閑あり」などと申しますが

相も変わらず、余裕のない日々を過ごしています。特に大きな発生ものなどはなく、周囲から見れば「静かでいいね」ということなんでしょうが、取り越し苦労が多いというか、無駄な動きが多いというか、「何もない」ことが気持ちの余裕につながっていないのでしょうな。

時間的には、不意に1、2時間の余裕が生まれることがあり、そんな時間には宇治から南側の和束町、笠置町、南山城村などに取材とドライブを兼ねて、出かけるようにしています。

水曜日は笠置町まで出かけました。木津川に沿った小さな町で、人口も1600人ほど。鎌倉時代末期に後醍醐天皇が幕府と敵対して挙兵したところで、笠置駅前にはこんなモニュメントもあります。

笠置山は標高290メートル。山頂には天皇が立てこもった笠置寺があり、かつては山中の巨岩それぞれに線刻の仏像や曼荼羅図が刻まれていたそうです。ところがこのほとんどが兵火で失われ、現在は「虚空蔵菩薩像」が残されただけだとか。それもわずかに光背の窪みが確認できる程度です。

こんな史跡めぐりが、いまの自分にはたいへん楽しい時間になっています。

ちなみに、笠置山から帰ろうとしたときに、車のカギを中に閉じ込めてしまい、1時間半も待って、JAFに来てもらい、会社に帰るのは夕方になってしまいました。なんと、間抜けな小旅行でしたな。

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3年ぶりの車は仕事道具であり、エスケープの手段でもあり

3年ぶりに車を持つことになりました。買ったのはホンダ・フィットの黒。まったく土地勘がない土地でもあり、「ナビ」付きが条件でした。宇治から近い伏見の中古車販売店で買い、火曜が納車でした。

車がない間は、宇治の市街地にくぎ付けで、遠い場所の取材はすべて若い記者にお任せでした。それに子供ができると、やっぱり車があったほうが都合がよく、その意味ではいいタイミングでした。

水曜日に笠置町で記者会見があって、試運転も兼ねて早速ドライブしてきました。宇治から宇治田原町、和束町を経て、笠置町までは1時間ほど。つづら折りの山道を進むと、あちらこちらに美しい茶畑が見えて、「ああ、宇治に来たんだなあ」と実感しました。

笠置町のシンボルである笠置寺は、鎌倉時代末期に、幕府打倒を企てた後醍醐天皇が挙兵したところ。むなしく落城して、後醍醐天皇はその後、隠岐の島に流罪になっています。ふもとにある木津川河川敷は、日本のさくら百選にも選ばれているところです。 

ときどきは会社からエスケープして、近くの町村までドライブを楽しむことになりそうです。

確かに仕事道具ではあるけれど、ある意味、いいおもちゃですな。

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京都・宇治での記者生活が始まりました

先週木曜日にブログを更新した後、長らくブランクがあいてしまいました。引っ越し前の仕事のばたばたと、引っ越し、そして新生活と新しい勤務のばたばたで、ブログを開くのも5日ぶりです。

日曜日に2年間住んだ西宮から、京都・宇治に引っ越してきました。

土曜日にチーム・アジアのなみおちゃんと、夙川から芦屋川、芦屋浜、西宮ヨットハーバー、武庫川河川敷、尼崎海釣り公園まで32キロほどを走り、西宮とお別れをしてきました。

宇治で住むのはＪＲの駅に近い、10階建てのマンションの8階。部屋の廊下からは平等院が見え、ベランダからは遠く生駒の山々を見渡せます。会社の借り上げで家賃は安いのですが、西宮からは部屋が一つ減って、なかなか収納が大変です。四苦八苦しているところ。

きょう火曜日からは勤務に入り、前任者と取材先を回りました。若い記者がきょう着任して、ベテランの記者を合わせて計3人でなんとか転がり始めました。

最初の仕事は宇治市の人事異動の記事でした。本格的な外勤の仕事は、東京でスポーツ記者をしていた頃以来で、実に7年ぶり。7年間もデスクワーク中心の仕事をしていたんですなぁ。

ま、名刺の渡し方から、メモの取り方、記者としての動作の一つ一つがぎこちなく、さらにこんなに事務能力が低かったか、と愕然とするほどでしたが、ま、歩いていかなくてはいけません。

というわけで、太陽が丘や宇治川も近く、走るにはいい環境ですが、仕事でペースをつかむまでは、しばらくはランニングは封印せざるを得ないのかもしれません。仕方ないですね。

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入社20年の休暇を利用して、南九州の旅に出かけます

4月の異動が決まってから、ちょっとざわざわした日々が続いていますが、まだ取っていなかった入社20年のリフレッシュ休暇を利用して、あす水曜日から妻と南九州に出かけることになりました。

会社の規定では3週間のお休みがあり、これを権利取得から3年間で消化しなければいけません。今回行使するのは、このうち1週間(厳密にいうと5日間)で、でもこのチャンスを逃すと、どんどん先送りになってしまいそうなので、思い切って出かけることにしました。

竹富、波照間など八重山諸島や、高知、長崎などが候補に上りましたが、選んだのは妻の要望もあって、南九州でした。3泊4日で空路熊本に下りて、レンタカーで天草、鹿児島、宮崎、霧島、人吉などを経て、土曜日に再び熊本から大阪に戻ります。

なにしろ身重の妻を伴っての旅ですから、登山やトレッキングはできないし、天文館で長々と焼酎を味わうことも控えなければなりませんが、朝夕のジョギングは楽しもうと思っています。

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人生の重さ、ほろ苦さもを味わえる「46歳」にしたいな

さて、きょう3月4日木曜日、46歳になりました。このブログでは「50歳までサブスリーで走りたい」とうたっていますから、今の練習や、モチベーションを最低でも4年間維持するのが課題となります。

同じく、「48歳までに別府大分出場」という目標もありますが、これはあと3年です。

46歳。プロ野球現役最年長で、今季から古巣のライオンズに復帰する工藤公康、さらに昨シーズン限りで引退したランディ・ジョンソンは同い年です。さらに調べてみると…。

いっこく堂、 片山右京、唐沢寿明、板尾創路、河合奈保子、若田光一、ホイットニー・ヒューストン、 吉田戦車、高樹沙耶、香西かおり、松本人志、蝶野正洋、川平慈英、マーク・マグワイア、リリー・フランキー、デーモン小暮閣下、皇太子妃雅子さま、真矢みき、ハイヒールモモコ…。

取材で火曜日にお会いした金哲彦さんもそうです。

かの夏目雅子さんが白血病に倒れたのも、試合中に亡くなられたプロレスラーの三沢光晴さん、さらに奴隷解放を訴えて凶弾に倒れたエイブラハム・リンカーンも46歳でした。

いまになって現役時代の薬物使用を告白したマグワイアのように、現実の自分に向き合って今後の人生を見つめなおす契機にしたり、まさに人生の区切りとなったランディ、それでも次のものを求めて古巣で新たな挑戦に挑む工藤など、決断が示唆するものを感じずにいられません。

さて、自分に翻って考えると、春からはスポーツから離れて新しい職場となり、夏にはベビーが生まれ、秋は別大資格獲得に向けた挑戦が始まります。もっとも、これ以外に思わぬ出来事が降りかかってくることもあるんでしょう。

おととい、金さんに「走ることは生きる力」と聞いて、やや風邪気味だった気持ちがやっと落ち着きました。なにがあっても、人生の重さ、ほろ苦さをじっくり味わえる一年にできればな、と思っています。

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この春、京都宇治に異動することになりました

泉州国際マラソンが終わった後は、ばたばたと嵐のような一週間でした。水曜日に会社から異動の内示を受け、4月から京都の学研宇治支局で勤務することになりました。

僕も含めて3人がいる支局で、とりまとめ役です。ま、「支局長」ということになるわけですが。

いずれ地方支局で勤務したいという意思は会社にも伝えていたのですが、夏に妻の出産も控えているし、いま住んでいる甲子園や武庫川が好きだし、今シーズンは大阪で友人がいっぱいできたし、今は動きたくなかったというのが本音ですが、サラリーマンだから仕方がありません。

それにしても入社以来の21年間で、これでちょうど10回目の引っ越しとなりました。

3月の最終週にいまの甲子園から、宇治に引っ越すことになり、エントリーしていた今季最終戦、佐倉朝日マラソンには参加できなくなりました。残念です。

まだよくは調べていないのですが、練習場所は宇治川の河川敷や太陽が丘になりそうです。 

平日夜の大阪城の練習会に通うのは難しいですが、週末はこれまで通り、トレイルランやマラニックにお誘いいただければうれしいです。これからもよろしくお願いします。

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69歳のウルトラランナーの突然の死をお悼みします

わたくしが所属する「関西明走会」のメンバーで、昨年は水都大阪100キロマラソンを見事完走されたばかりの長崎さんが、水曜日の未明、旅行先でお亡くなりになられました。昨夜はチームの仲間たちとお通夜に出かけ、その後杯を酌み交わしながら、生前のお姿をしのびました。

年末に「関西明走会」の忘年会でお目にかかったばかりで、年明けにもハーフの大会に出場されたようです。先日も丁重にお手紙を頂き、青島太平洋で僕がサブスリーできたことを、自分のことのように喜んで頂き、子が授かったことにもお祝いの言葉を頂いていました。

無常という言葉がありますが、非情なものです。通夜の席で、笑顔の遺影を見ていたら、亡くなられたことが一層信じられなくなって、うかつにも一人混乱していました。 

長崎さんは、初めて当選された2月の東京マラソン出場を楽しみにしておられました。

ちょうど僕が4時間半ペースランナーを務める来月7日の木津川マラソンも出走される予定だったそうで、その時間で走られる長崎さんと併走するのを楽しみにしていましたが…。

何度かマラニックにご一緒させて頂いたおり、「ちょっと速いな」とか「ペース上がったかな」とか、おっしゃいながらも、懸命に付いてこられた姿が目に焼き付いています。

年齢を周囲に気遣われるのを拒否するような凛とした強さを持っておられ、いばらず気取らず、若い人たちと同じ目線で話される様子が輝いていました。

こころから、ご冥福をお祈り申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪

金曜日は長崎さんのことを考えながら、武庫川河川敷を武庫川新橋まで往復16.4キロ。復路はややペースを上げて、1時間27分でした。今月累計は391.2キロ。体重は69.6キロ。

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先の見えない世の中だからこそ、一年を生き抜く誓いを

皆様、あけましておめでとうございます。大晦日は妻と滋賀の実家で過ごし、元日の朝に大阪に舞い戻って、花園ラグビー場におります。きょうは3回戦。ベスト8が出そろいます。

お正月らしいのんびりした時間を過ごすのは、花園が終わってからということになります。 

さて日本経済の混迷深く、実際に冬のボーナスなども大幅に減額となって迎える正月ですが、それでも正月というのはおめでたく、この一年を生きていく指針を立ててみたくなります。

といってみたところで、毎年似たような目標なんですが…、ざっとまとめるとこんな感じでしょうか。

(1)食事に気を配り、飲酒は適量を心掛け、仕事にランに一年間健康に戦える体を維持する。
(2)勝負レースを絞り、一つ一つの大会に向けた練習メニューやコンディション作りを大切にする。別府大分マラソンを目指す土台を完成させる。大会ボランティアに少なくとも3回は携わる。
(3)仕事、家庭を含むすべての人間関係で、誠実に、丁寧にを心掛ける。
(4)新しく手がける仕事や、友人との出会い、さらに読書など、スキルアップの時間を大切にする。
(5)妻の出産、育児に備えて、少しでもサポートが出来るよう、練習時間の確保など時間の使い方をさらに工夫する。

ま、いつもにまして、時間の使い方を大事にしなくてはならないということでしょうか。

と言うわけで、今年も皆さま、よろしくお願い申し上げます。

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レース直前、嫌だけど滑稽な夢ばかり見る

ぼくのハートが弱いのは、ブログ読者の方々にもご存知の通りですが、23日の大田原のレースが近づいた今週、なんとレースが登場する夢を2夜も見ました。すべての内容をよく覚えていて、ぜーんぶ失敗レースというのが、おもしろい。

まず月曜日の夜、これはかなり具体的でした。通過タイムもしっかり覚えているほど。順調に想定ペースを刻んで、30キロ地点は2時間3分台で通過。36キロは2時間27分台でした。残り6キロをキロ5分をやや切るペースで行けばサブスリーです。

しかしここで、農家の納屋のようなところに入ってしまい、コースを見失ってしまいます。なんとかそこから這い出して、コースに戻りますが、今度はビルの中に入ってしまいました。しかも足に粘着テープが絡んだように前に進まない状態になってしまいました。

そして、木曜日の夜。場面はレースの朝でした。いつものように2時間前に受付を済ませて、ゼッケンを取り付けたり、シューズにチップを取り付けたりと、準備を始めましたが、ゼッケンを裏向けに取り付けたり、さかさまにしたり、曲がっていたり、何回やってもうまくいきません。

そのうちにスタート時間が迫り、気がついたら周りの友人たちが誰もいなくなり、遠くでスタートの号砲が聞こえました。あわてて、後ろを追っていこうとしますが、選手たちを見失って、気づいたら、また道に迷っていました。

「最新夢辞典」（1993年、どうぶつ社）によると、繰り返して見る夢というのは、「その人の心の情緒的な側面が惰性的な状態、あるいはある種の感情に固執した状態」を意味しているのだとか。

さらに、「迷路」が意味するのは、「考えや感情の混乱。また強い衝動と理性の葛藤を示し、自己の内から湧きあがってくる明らかに不合理な感情とイメージによって、自分の道を捜しあぐねている状態」なんだそうです。

これは思い当たる節があって、「もっと速くなりたい」と思っている自分と、もう「45歳なんだし仕事もあるし、ほどほどにしとけよ」とたしなめている自分が確実にいる。それじゃあ、ないかなあ…なんて。

でも道に迷う夢は、これまでもレース前に見ています。でも、本当はこの期に及んで夢など見るよりも、しっかり熟睡したいというのが本音なんですけどね。

水曜日は武庫川河川敷を上流に宝塚市役所まで往復21.4キロ、木曜日は同じく武庫川河川敷を下流に尼崎魚つり公園まで往復15.2キロでした。今月累計では280.6キロ。体重は69.0キロ。

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ブログを開いてから、3年が経ちました

このブログを開いたのは、06年の10月末でした。ほんの思いつきだったのだけど、おもがけないことに初日から書き込みをしていただき、その方々とは、いまだに交流をさせていただいています。

ふしぎですよね。

そのころはフルマラソンのタイムはベストが3時間14分でした。ブログを開いてから(頑張らないといけないと、いう意識に火がついて)走行距離が伸び、いまでは400キロを走るのが当たり前のはようになりましたが、これでよかったのかどうかは、自分でもよく分かりません。 

そこから始まって、このブログを通じて知り合い、実際に酒を酌み交わした方々も数知れず。これまで、会社以外の方々と知り合うすべさえなかった身としては、新しい発見ばかりでした。

これから、どうしていくのか。できるようにやっていくとしか、言いようがありません。これまでの出会いに感謝し、ここからの出会いをどうつむんでいくのか。それを楽しみにして、今後も綴っていきます。

というわけで、皆様、今後ともよろしくお願いします。

木曜日は武庫川河川敷を宝塚市役所まで21.4キロ。金曜日は国道2号を芦屋川業平橋まで13.4キロ。今月累計では402.2キロ。400キロ突破でした。体重は68.0キロ。ちょっと減ったかな。

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