愛情あふれるエイドだけど、休まないように…秋田完走記【中】 [秋田ウルトラ]
秋田のレースはステージが大きく三つに分かれると思っています。最初はスタートから大覚野峠にさしかかる35キロまで。次が峠を一気に登って、一気に下り、アップダウンが続く80キロまで。最後は平坦な田園地帯からゴールに至るステージです。
でもこのコースで一番長く感じるのがこの二つ目のステージです。
36キロの上戸沢は標高380メートルほど。このエイドはキノコ汁が名物です。長居せずに一杯だけ頂いて、急な登りに入りました。5キロほどで標高差200メートルを登りますが、最初一気に登って、中ほどは登ったり下ったりが続いて、最後は一気に峠まで上り詰めます。
40キロ通過は4時間19分14秒(1時間9分45秒)。42キロ手前の峠は4時間27分ほど。長いスノーシェイドを抜けると、ここからは長い下り。前を行く青森の高齢のランナーに付いていくことにしました。力を使わず楽に行きたいのに、そうはいかず股関節にかかる重力に耐えて進みました。
荷物を預けられる阿仁前田の48キロエイドは素通りしました。ここからは雰囲気が変わり、小さな集落が2~3キロおきに続きます。声援も多くなるところだけど、アップダウンは続きます。
50キロ通過は5時間29分10秒(1時間9分56秒)。午前11時近くなって、気温は20度ほどに上がったようです。55キロ笑内(おかしない)のエイドを過ぎると、中盤の正念場だと思えましたが、スピードは下り坂のときより明らかに落ちています。なんとかキロ7分を維持したいのだけど。
60キロは6時間44分2秒(1時間14分52秒)。キロ7分半かかっていました。国道からいったい離れて、林道を進みます。ここもアップダウンが多くてきつい。後方から思いがけず、「チームサボテン」のライバル、とよちゃんが来て、一気に抜いていきました。彼も体調不良で苦しんでいるようでした。
ここから、僕にとっては初めて体験するウルトラの厳しさを味わうことになりました。(つづく)
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